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【エクセル】フィルター機能の設定と解除方法!範囲を指定してデータ抽出!初心者必見

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エクセル初心者

エクセル初心者

エクセルのフィルター機能について教えて!フィルターの範囲がおかしな時があるけどどうしてかな?

エクセルのフィルター機能は、表やリストから表示したいデータだけを抽出したり、検索したりできる便利な機能だよ。これからフィルター機能について、詳しく解説するね。

Dr.オフィス

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今回は、エクセルのフィルター機能の基本設定や役立つ使い方について、解説します。

フィルター機能は、Excel初心者も上級者も、使用頻度の高い便利な機能ですよね。

業務で大量のデータを扱うことになっても、フィルター機能を使えば簡単に見たいデータを抽出することができます。

この記事を読むと、エクセルのフィルター機能について、理解することができますよ。

【エクセル】フィルター機能を設定する簡単ステップ
  1. フィルターをかけたい範囲、または表のいずれかのセルを選択
  2. [データ]タブ-[フィルター]を選択
  3. 見出しの右側に、『▽』の『フィルターボタン』が表示される

PCサポート歴10年以上の私が、エクセルのフィルター機能について、詳しく解説するよ。

Dr.オフィス

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エクセルのフィルター機能は、データにフィルターの範囲を設定し、表示したいデータだけを抽出、検索することができます。

さらに、抽出したデータを並べ替えたり、集計や色を付けたりして、データを見やすく表示することも可能です。

こちらの記事は下記の動画でも解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

また、フィルター機能と同じように、手軽で便利な機能に、オートフィル機能があります。

オートフィルター機能とオートフィル機能、名前は似ていますが全く違う機能です。

エクセルのオートフィルの基本的な使い方については、こちら≫【エクセル】オートフィルの使い方!意外と知らない下までコピーする5つの方法で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事は『OS:Windows11』画像は『Excelのバージョン:Microsoft365』を使用しています。

【エクセル】フィルターの3つの基本操作

Excelのフィルター機能(オートフィルター)とは、データの1つ以上の列から条件に合う値(文字列を含む)を検索、表示、または非表示にする機能です。

フィルターの条件は任意に設定でき、その条件に一致する値だけに絞って表示できるため、効率的にデータの抽出、検索ができます。

ここでは、フィルターの3つの基本操作について、順番に見ていきましょう。

1.フィルター機能を設定

それでは、フィルター機能を設定します。

  1. STEP

    フィルターを選択

    フィルター機能を設定する方法
    フィルター機能を設定する方法
    1. 表内のいずれかのセルを選択
      (ここでは、セルA1を選択)
    2. [データ]タブを選択
    3. [フィルター]を選択
  2. STEP

    『フィルターボタン』を確認

    『フィルターボタン』が表示されフィルター機能の設定完了
    『フィルターボタン』が表示されフィルター機能の設定完了

    先頭行の見出しの右側に、『▽』の『フィルターボタン』が表示されましたね。

    これで、フィルター機能の設定は完了です。

2.フィルターのかけ方(フィルターの追加)

『取引先:AAA株式会社』だけを抽出できるフィルターをかけてみましょう。

  1. STEP

    『フィルターボタン』を選択

    先頭行に表示された『フィルターボタン』を選択すると、見出しの列ごとに絞り込み候補が表示されます。

    フィルターのかけ方
    フィルターのかけ方

    『取引先』の『フィルターボタン』を選択しましょう。

  2. STEP

    対象のフィルターを選択(フィルターの追加)

    フィルターを選択する前は、すべての絞り込み候補にチェックが入っています。

    最初に『(すべて選択)』のチェックを外す
    最初に『(すべて選択)』のチェックを外す

    『取引先』が『AAA株式会社』だけを表示するには、下記の通りにフィルターを選択しましょう。

    1. 『(すべて選択)』のチェックを外す
      (全部のチェックが外れます)
    2. 『AAA株式会社』にチェックを入れる
    3. [OK]を選択
  3. STEP

    フィルターをかけたデータの抽出が完了

    フィルターをかける前と後の比較
    フィルターをかける前と後の比較

    『取引先』が『AAA株式会社』だけのデータを表示(抽出)することができましたね。

    このように、絞り込みしたい候補にチェックを入れるだけで、フィルターをかける(フィルターの追加する)ことができます。

3.フィルターの解除とクリア

フィルターの解除とクリアでは、動きが異なるので正しく違いを理解しましょう。

フィルターの解除

フィルターの解除は、フィルター機能を完全に解除します。

  1. STEP

    フィルターを完全に解除

    フィルターがかかっている状態で[データ]タブ-[フィルター]を選択
    フィルターがかかっている状態で[データ]タブ-[フィルター]を選択

    フィルターを解除するには、下記の通りに設定しましょう。

    1. [データ]タブを選択
    2. [フィルター]を選択
  2. STEP

    フィルター解除の確認

    見出しの『フィルターボタン』が非表示となる
    見出しの『フィルターボタン』が非表示となる

    先頭行の見出しの右側に表示されていた『▽』の『フィルターボタン』が、非表示になりましたね。

    フィルター機能が解除されると、『フィルターボタン』が非表示になります。

フィルターのクリア

フィルターのクリアは、特定の条件でデータを抽出する前の状態に戻しますが、フィルター機能は残ります。

2種類のフィルターがかかっている状態
2種類のフィルターがかかっている状態

『取引先:AAA株式会社』と『商品分類:食品』のフィルターがかかっている表を使います。

ここでは、一部のフィルターをクリアする方法と一括ですべてのフィルターをクリアする方法を解説します。

  1. STEP

    一部のフィルターをクリア

    『取引先』のフィルターだけをクリアしてみましょう。

    一部のフィルターをクリアする方法
    一部のフィルターをクリアする方法
    1. 『取引先』の『フィルターボタン』を選択
    2. 『”取引先”からフィルターをクリア』を選択
  2. STEP

    『取引先』のフィルターだけがクリアされる

    一部のフィルターをクリアする前と後の比較
    一部のフィルターをクリアする前と後の比較

    『取引先』のフィルターだけがクリアされ、『商品分類』のフィルターは残りましたね。

    結果、全データから『商品分類』が『食品』に一致するデータだけを抽出したことになります。

個別に絞り込み候補のチェックを外しても、フィルターをクリアできます。

  1. STEP

    一括ですべてのフィルターをクリア

    全てのフィルターをクリアする方法
    全てのフィルターをクリアする方法
    1. [データ]タブを選択
    2. 『並べ替えとフィルター』の[クリア]を選択
  2. STEP

    すべてのフィルターがクリアされたことを確認

    フィルターをクリアしても『フィルターボタン』は非表示にならない
    フィルターをクリアしても『フィルターボタン』は非表示にならない

    表にかかっていた『取引先』と『商品分類』のフィルターが一括でクリアされ、フィルターをかける前の状態に戻りましたね。

    また、『フィルターボタン』が表示されていることから、フィルター機能は解除されずに、残っていることが確認できます。

『フィルターをクリア』しても『フィルター機能の解除』はできないから、2つの違いを覚えておこうね。

Dr.オフィス

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フィルターの範囲を設定する方法

フィルター機能を使用する場合、範囲の設定はとても重要です。

正しい範囲が設定されていないと、表示したいデータを抽出、検索することができません。

自動でフィルターの範囲を設定

自動でフィルターの範囲を設定する方法は、前述の『1.フィルター機能を設定』で解説しています。

フィルターをかけたい範囲または、表内のいずれかのセルを選択し、[データ]タブ-[フィルター]の順に選択しましょう。

手動でフィルターの範囲を設定

フィルター機能を設定した結果、正しくデータの抽出ができない場合は、手動でフィルターの範囲を設定します。

1.表の中に空白行がある

フィルターの範囲に含まれる部分と含まれない部分を確認
フィルターの範囲に含まれる部分と含まれない部分を確認

空白行が含まれる表に、自動で範囲を設定すると、先頭行から空白行前までをフィルターの範囲と認識し、表全体にフィルターをかけることができません。

そのような場合は、空白行を含む表全体を手動で範囲選択する必要があります。

  1. STEP

    空白行を含む表全体を選択

    空白行を含む表全体を手動で範囲選択
    空白行を含む表全体を手動で範囲選択
    1. セルA1~セルE8までを範囲選択
    2. [データ]タブを選択
    3. [フィルター]を選択
  2. STEP

    手動で設定したフィルター範囲の確認

    手動と自動でフィルター範囲を設定したときの比較
    手動と自動でフィルター範囲を設定したときの比較

    2つの方法でフィルターの範囲を設定したものを比較すると、表示される絞り込み候補の数が異なります。

    手動で範囲を指定すると、空白行を含むすべてのデータを絞り込み候補として表示されることが確認できますね。

2.フィルターの位置がおかしい

『フィルターボタン』が見出しセルではないところに配置されている
『フィルターボタン』が見出しセルではないところに配置されている

一見すると問題のない上記の表に、自動でフィルターの範囲を設定すると、『フィルターボタン』がおかしなところに配置されます。

原因は、表の開始セルを表題の行から認識してしまうためです。

列見出しを範囲選択してフィルター機能を設定する
列見出しを範囲選択してフィルター機能を設定する

フィルターの位置がおかしい場合は、一度フィルターを解除し、列見出し行を範囲選択して、改めてフィルター機能を設定すると、自動で正しいフィルターの範囲を設定できます。

その際は、表の中に空白行が含まれていないか、確認しておきましょう。

表全体を範囲選択して、手動でフィルターの範囲を設定しても解消できるよ。

Dr.オフィス

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3.一列だけフィルターをかける

表の一列だけにフィルターをかけたい場合は、対象の一列を手動でフィルターの範囲を設定しましょう。

  1. STEP

    フィルターをかけたい列を選択

    一列だけフィルターをかける方法
    一列だけフィルターをかける方法
    1. セルC1~セルC8までを範囲選択
    2. [データ]タブを選択
    3. [フィルター]を選択
  2. STEP

    対象の列だけにフィルターがかかっているか確認

    範囲選択した列だけにフィルター機能を設定できる
    範囲選択した列だけにフィルター機能を設定できる

    範囲選択したC列の『商品コード』だけに、『フィルターボタン』が表示されましたね。

    このように、一列だけフィルターをかけることができます。

フィルターの範囲を設定する場合は、範囲または、表内に空白行が含まれていないか確認が必要だね。

Dr.オフィス

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見出しのフィルターを見やすく固定しよう!

表をスクロールしたときに、先頭にある見出し行が見えなくなって、困ったことはありませんか。

[表示]タブ-[ウィンドウ枠の固定]-[先頭行の固定]を選択
[表示]タブ-[ウィンドウ枠の固定]-[先頭行の固定]を選択

そんな時には、先頭行のフィルターを固定すると、スクロールしても見出し行を常に表示することができます。

『1行目』と『A列』を同時に固定する
『1行目』と『A列』を同時に固定する

また、任意の行と列を指定して、同時にフィルターを固定することもできます。

見出し行や列を固定する方法については、こちら≫【エクセル】フィルターを固定する!スクロールしても見出しを常に表示する方法で詳しく解説しています。

エクセルのフィルターで複数の条件を指定しよう!

複数の条件を設定する方法には、オートフィルターを使用する方法と、フィルターの詳細設定から指定する方法があります。

2つ目のフィルターをかける列の『フィルターボタン』を選択
2つ目のフィルターをかける列の『フィルターボタン』を選択

オートフィルターで複数の条件を設定するには、列ごとに検索条件を設定します。

『リスト範囲』と『検索条件範囲』を指定する
『リスト範囲』と『検索条件範囲』を指定する

フィルターの詳細設定は、複数の条件を2つ以上の列に同時に設定することができるので、とても便利です。

複数の条件を指定する方法やフィルターの詳細設定の使い方については、こちら≫【エクセル】フィルターで複数の条件から検索しよう!便利な詳細設定の使い方を解説で詳しく解説しています。

セルの色やフォントの色でフィルターをかける方法

エクセルのフィルターは、セルの色やフォントの色を条件にしてデータを抽出することができます。

セルの色でフィルターをかける

ここでは、セルの色が『緑色』のデータにフィルターをかけてみましょう。

  1. STEP

    フィルターをかけたいセルの色を選択

    フィルターをかけたいセルの色を選択
    フィルターをかけたいセルの色を選択
    1. セルC3を選択
    2. 右クリックして、[フィルター]を選択
    3. [選択したセルの色でフィルター]を選択

    または、『フィルターボタン』からもセルの色を選択できます。

    [セルの色でフィルター]から『緑色』を選択
    [セルの色でフィルター]から『緑色』を選択
    1. 『商品コード』の『フィルターボタン』を選択
    2. 『色フィルター』を選択
    3. 『セルの色でフィルター』から『緑色』を選択
  2. STEP

    選択したセルの色でデータが絞り込まれる

    セルの色が『緑色』のデータだけが表示される
    セルの色が『緑色』のデータだけが表示される

    『商品コード』のセルの色が『緑色』のデータだけが表示されましたね。

    このように、セルの色を選択してフィルターをかけることができます。

フォントの色でフィルターをかける

フォントの色でフィルターをかける方法は、セルの色でフィルターをかける方法と同じ手順になります。

ここでは、フォントの色が『赤色』のデータにフィルターをかけてみましょう。

  1. STEP

    フィルターをかけたいフォントの色を選択

    フィルターをかけたいフォントの色を選択
    フィルターをかけたいフォントの色を選択
    1. セルC3を選択
    2. 右クリックして、[フィルター]を選択
    3. [選択したセルのフォント色でフィルター]を選択

    こちらも、『フィルターボタン』からフォントの色を選択できます。

    [選択したセルのフォント色でフィルター]から『赤色』を選択
    [選択したセルのフォント色でフィルター]から『赤色』を選択
    1. 『商品コード』の『フィルターボタン』を選択
    2. 『色フィルター』を選択
    3. 『フォントの色でフィルター』から『赤色』を選択
  2. STEP

    選択したフォントの色でデータが絞り込まれる

    フォントの色が『赤色』のデータだけが表示される
    フォントの色が『赤色』のデータだけが表示される

    『商品コード』のフォントの色が『赤色』のデータだけが表示されましたね。

    このように、フォントの色を選択してフィルターをかけることができます。

データを色ごとにフィルターできるのは、とても便利だね!

Dr.オフィス

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日付を条件にフィルターをかけよう!

エクセルのフィルターは、『注文日』などの日付項目を、『年、月、日』に分けてフィルターをかけたり、『日付フィルター』で条件を設定したりして、データを抽出することができます。

『年、月、日』に分けてフィルターをかける

  1. STEP

    『年』でフィルターをかける

    ここでは、『2023年』にフィルターをかけます。

    フィルターをかける『2023年』だけのチェックを残す
    フィルターをかける『2023年』だけのチェックを残す
    1. 『注文日』の『フィルターボタン』を選択する
    2. 『(すべて選択)』のチェックを外す
    3. 『2023年』にチェックをいれる
    4. [OK]を選択
    『2023年』だけのデータがが表示される
    『2023年』だけのデータがが表示される

    『注文日』が『2023年』だけのデータを表示(抽出)することができましたね。

  2. STEP

    『月』でフィルターをかける

    続けて『2023年』の『3月』でフィルターをかけてみましょう。

    フィルターをかける『2023年3月』だけのチェックを残す
    フィルターをかける『2023年3月』だけのチェックを残す
    1. 『注文日』の『フィルターボタン』を選択する
    2. 『2023年』の『+』を選択
    3. 『3月』だけチェックを残す
    4. [OK]を選択
    『2023年3月』だけのデータがが表示される
    『2023年3月』だけのデータがが表示される

    『注文日』が『2023年3月』だけのデータを表示(抽出)することができましたね。

  3. STEP

    『日』でフィルターをかける

    最後に『2023年』の『3月』の『15日』でフィルターをかけてみましょう。

    フィルターをかける『2023年3月15日』だけのチェックを残す
    フィルターをかける『2023年3月15日』だけのチェックを残す
    1. 『注文日』の『フィルターボタン』を選択する
    2. 『2023年』の『+』を選択
    3. 『3月』の『+』を選択
    4. 『15日』だけチェックを残す
    5. [OK]を選択
    『2023年3月15日』だけのデータがが表示される
    『2023年3月15日』だけのデータがが表示される

    『注文日』が『2023年3月15日』だけのデータを表示(抽出)することができましたね。

フィルターを『年、月、日』で分けると、細かい確認ができるね。

Dr.オフィス

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『日付フィルター』を使う

ここでは、『日付フィルター』の『指定の範囲内』を設定する方法を解説します。

  1. STEP

    『指定の範囲内』を選択

    ここでは、『2020/10/1』から『2022/6/30』を設定します。

    『指定の範囲内』を選択
    『指定の範囲内』を選択
    1. 『注文日』の『フィルターボタン』を選択する
    2. 『日付フィルター』を選択
    3. 『指定の範囲内』を選択
  2. STEP

    抽出条件を入力

    『カスタムオートフィルター』ダイアログボックスが表示されたら、下記の通りに設定しましょう。

    抽出条件を入力する
    抽出条件を入力する
    1. 『以降』を選択
    2. [2020/10/1]を入力
    3. 『以前』を選択
    4. [2022/6/30]を入力
    5. [OK]を選択
  3. STEP

    抽出結果の確認

    設定した『指定の範囲内』のデータが表示される
    設定した『指定の範囲内』のデータが表示される

    『注文日』が『2020/10/1』から『2022/6/30』までのデータを表示(抽出)することができましたね。

このように、『日付フィルター』を使ってフィルターをかけることができます。

また、『日付フィルター』には、ワンクリックでデータの抽出を完了するメニュー(昨年、先月など)もあります。

ここで解説した、『指定の範囲内』以外の設定も確認しておきましょう。

オートフィルターの抽出条件を保存する

『ユーザー設定のビュー』ダイアログボックスを使うと、オートフィルターで設定した抽出条件を『ビュー』として、ブック内に保存することができます。

保存した『ビュー』を呼び出すと、その時のデータで同じ条件の抽出をすぐに実行できるので、とても便利です。

ここでは、下記の検索条件を『ビュー』として、ブック内に保存します。

①『商品名』に『飲料水』が含まれていて、②『単価』が『500』より大きいデータ

  1. STEP

    『ビュー』の追加

    『ビュー』の追加
    『ビュー』の追加
    1. [表示]タブを選択
    2. 『ユーザー設定のビュー』を選択
    3. 『ユーザー設定のビュー』ダイアログボックスの[追加]を選択
    『ビュー』の名前を入力
    『ビュー』の名前を入力

    『ビューの追加』ダイアログボックスが表示されたら、下記の通りに設定しましょう。

    1. 『名前』:[飲料水500より大きい]
      (任意の名前を入力)
    2. [OK]を選択
    フィルターのクリア
    フィルターのクリア

    『ビュー』の追加が完了したら、今かかっているフィルターをクリアしておきます。

  2. STEP

    『ビュー』の呼び出し

    『ビュー』の呼び出し
    『ビュー』の呼び出し
    1. [表示]タブを選択
    2. 『ユーザー設定のビュー』を選択
    3. ビュー:[飲料水500より大きい]を選択
    4. 『ユーザー設定のビュー』ダイアログボックスの[表示]を選択
    保存した検索条件で抽出
    保存した検索条件で抽出

    保存した検索条件でオートフィルターが設定され、データが抽出されましたね。

繰り返し設定するかもしれない検索条件は、『ビュー』として保存しておくといいね。

Dr.オフィス

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関数でデータを抽出する方法

エクセルのFILTER(フィルター)関数は、フィルター機能と同じように、条件に一致するデータを抽出することができます。

FILTER関数の確認
FILTER関数の確認

新しい関数のため、まずは自身のExcelで使用できるかを確認してみましょう。

『配列』『含む』『空の場合』をそれぞれ入力
『配列』『含む』『空の場合』をそれぞれ入力

条件を指定するだけで、簡単にデータを抽出することができます。

FILTER関数で条件に一致したデータを抽出
FILTER関数で条件に一致したデータを抽出

元の表と抽出結果は、常に別で表示されます。

FILTER関数で条件に一致したデータを抽出
FILTER関数で条件に一致したデータを抽出

また、複数の条件も指定でき、簡単にデータを抽出できるので、とても便利ですよ。

関数でデータを抽出する方法については、こちら≫【エクセル】FILTER(フィルター)関数で条件に一致するデータを抽出しよう!で詳しく解説しています。

フィルターの昇順を解除するには?

フィルターで昇順、降順などの並び替え設定をしたあとに、元の並び順に戻したいと思ったことはありませんか。

フィルターの解除やフィルターのクリアを実行しても『昇順』は解除されない
フィルターの解除やフィルターのクリアを実行しても『昇順』は解除されない

フィルターの解除やフィルターのクリアでは、『昇順』『降順』を解除することはできません。

連番を入力するための列を挿入
連番を入力するための列を挿入

フィルターの昇順を解除するには、並び替えをする前に重要な作業が1つあります。

このたった1つの作業をするだけで、簡単にフィルターの昇順を解除することができますよ。

フィルターの昇順を解除する方法については、こちら≫【エクセル】今さら聞けないフィルターの昇順を解除する方法を解説!初心者必見で詳しく解説しています。

フィルターしたセルをコピーするには?

フィルターをかけているセルで、『通常のコピー&ペースト』をすると、コピーできる場合と、コピーできない場合がありませんか。

ショートカットキーで『可視セル』を選択する方法
ショートカットキーで『可視セル』を選択する方法

フィルターをかけたセルをコピーする場合は、『可視セル』を設定することがポイントになります。

連番が入力される
連番が入力される

また、『可視セル』を設定すると、フィルター後に連番を入力することもできます。

フィルターしたセルをコピーする方法については、こちら≫【エクセル】フィルター後のセルをコピーする方法!可視セルのみ貼り付けとは?で詳しく解説しています。

フィルターの結果の合計を求めてみよう!

SUM関数では意図した合計値とならない
SUM関数では意図した合計値とならない

フィルターで抽出した結果の合計を、SUM関数で求めると正しく計算されません。

これは、フィルターで抽出したデータ以外も含めて、計算されてしまうことが原因です。

SUBTOTAL関数で合計を求める
SUBTOTAL関数で合計を求める

フィルターで抽出した対象のデータだけを集計する場合は、ステータスバー上で確認するよりもSUBTOTAL関数が便利です。

フィルターの結果の合計を求める方法については、こちら≫【エクセル】フィルターで抽出した結果の合計を求めよう!簡単に集計できる便利技で詳しく解説しています。

フィルターで抽出したデータを削除する方法

エクセルのフィルターを使えば、一括で不要なデータだけを簡単に削除することができます。

選択した行が削除される
選択した行が削除される

全体のデータ件数が多い場合は、不要なデータを削除して見やすくしてみましょう。

『指定の値に等しくない』を選択
『指定の値に等しくない』を選択

また、フィルターで抽出したデータ以外を削除することもできるので、とても便利です。

フィルターで抽出したデータを削除する方法については、こちら≫【エクセル】フィルターで抽出したデータを削除する方法と残す方法!初心者必見で詳しく解説しています。

横方向にフィルターをかける方法

表の形式によっては、思うようにフィルターをかけれなくて、困ったことありませんか。

フィルターは横方向にかけられない?!
フィルターは横方向にかけられない?!

例えば、上記の表の場合、フィルターを設定しても『月』ごとのデータを抽出することができません。

『5月』のデータを抽出
『5月』のデータを抽出

そのような時は、考え方や見方を変えると、意外と簡単にできてしまうこともあります。

フィルターを横方向にかける方法については、こちら≫【エクセル】知らなきゃ損!フィルターを横方向にかける方法を解説!初心者必見で詳しく解説しています。

セルを結合したままフィルターはかけれる?

『結合セル』に含まれる『空白セル』を確認
『結合セル』に含まれる『空白セル』を確認

エクセルの『結合セル』には、『空白セル』が含まれています。

結合されたセルでは正しくデータの抽出ができない
結合されたセルでは正しくデータの抽出ができない

そのため、結合セルにフィルターをかけても正しくデータを抽出することができません。

『結合セル』の『空白セル』を埋める前と後の比較
『結合セル』の『空白セル』を埋める前と後の比較

ですが、すべての『空白セル』に値を入力することで、簡単に解決することができます。

セルを結合したままフィルターを設定する方法については、こちら≫【エクセル】早く知りたかった!結合セルにフィルターをかける方法で詳しく解説しています。

フィルターと画像を連動させよう!

フィルターと画像が連動していない
フィルターと画像が連動していない

画像を挿入した表にフィルターをかけてみたら、『画像が重なってデータの抽出には使えなかった』ということはありませんか。

画像が重ならない
画像が重ならない

そのような場合は、フィルターと画像を連動させましょう。

画像を挿入後に『図の書式設定』を設定するだけなので、とても簡単ですよ。

フィルターと画像を連動する方法については、こちら≫【エクセル】画像付きのデータベースの抽出方法で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

キーボードでフィルターを操作する

フィルターの追加と解除は、ショートカットキーでも操作が可能です。

ショートカットキー【Ctrl+Shift+L】
ショートカットキー【Ctrl+Shift+L】

表内のいずれかのセルを選択し、ショートカットキーCtrl+Shift+Lを押すと、フィルター機能が設定されます。

続けてショートカットキーCtrl+Shift+Lを押すと、フィルター機能が解除されます。

1つのショートカットキーで、フィルター機能の設定と解除を切り替えられるから便利だね。

Dr.オフィス

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フィルターがかからない場合の原因と対処方法

フィルターがかからない場合、データの内容や書式を確認したり、Excelの設定を確認したりする必要があります。

『フィルター』がグレーアウトしている
『フィルター』がグレーアウトしている

複数のシートを選択していると、リボン表示の『フィルター』がグレーアウトしていて選択することができません。

複数のシートは選択していない
複数のシートは選択していない

また、複数のシートを選択しているわけではないのに、同じように『フィルター』がグレーアウトしている場合もあります。

フィルターがかからない場合の対処方法については、こちら≫【エクセル】フィルターがかからない5つの原因と対処方法を解説!で詳しく解説しています。

エクセルのフィルター機能に関するQ&A

Q

エクセルのフィルター機能の使い方を教えてください。

A

範囲、または表内のいずれかのセルを選択し、[データ]タブ-[フィルター]の順に選択すると、エクセルのフィルター機能のが使えるようになります。詳細については、『【エクセル】フィルターの3つの基本操作』を参考にしてみてください。

Q

エクセルのフィルターの範囲を設定する方法は?

A

フィルターの範囲を設定するには、自動設定と手動設定の2種類があります。詳細については、『フィルターの範囲を設定する方法』で解説しています。

フィルター機能で便利にデータを活用しよう!

今回は、エクセルのフィルター機能の基本設定や便利な使い方について、解説しました。

フィルター機能は『フィルターボタン』で簡単に設定することができましたね。

そのためには、フィルターの範囲を自動で設定するのか、手動で設定するのかが重要になります。

フィルターの範囲に設定しようとしているデータに、空白行が含まれていないか確認しておきましょう。

また、データを抽出後に元に戻したい時は、フィルターの解除とクリアの2種類を使い分けることも忘れないでくださいね。

最後に、エクセルのフィルター機能を設定する簡単ステップについて、おさらいします。

おさらい
  1. フィルターをかけたい範囲、または表のいずれかのセルを選択
  2. [データ]タブ-[フィルター]を選択
  3. 見出しの右側に、『▽』の『フィルターボタン』が表示される

Excelに慣れてくると、フィルター機能は欠かせない機能です。

フィルター機能を使いこなして、時短、効率アップを目指しましょう。

また、フィルター機能と同じように、手軽で便利な機能に、オートフィル機能があります。

フィルター機能とオートフィル機能、名前は似ていますが全く違う機能です。

エクセルのオートフィルの基本的な使い方については、こちら≫【エクセル】オートフィルの使い方!意外と知らない下までコピーする5つの方法で詳しく解説しています。

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