エクセル初心者
PDFをエクセルに変換したいけれど、どうしたらよいのかな?会社で使う資料を変換したいから、安全に無料でできる方法を知りたい!
PDFをエクセルに変換して再編集できるようになったら、とても便利だよね。便利だけれど方法を知らない人もいると思うから詳しく解説するね。
Dr.オフィス
本記事を読むと、PDFをエクセルに変換する3つの方法がわかります。
PDFは使い勝手がよく、仕事や日常生活でも使われる場面が多いファイル形式です。
PDF自体は編集できないですが、エクセルに変換することでPDFの内容を活用できます。
資料として送付されたりダウンロードしたりすることも多いため、再編集するスキルがあると役立ちますよ。
- エクセルのデータ取得から、PDFを選択
- Power Queryエディターで表を整える
- 読み込みを実行する
PCサポート歴10年の私が分かりやすく解説するよ!3つの方法を紹介するので自分のやりやすい方法を見つけよう!
Dr.オフィス
どの方法もそれぞれのシステムを使えば簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
ほかにも『PDF変換』のさまざまな活用方法を、こちら≫エクセルをPDF に変換するなど便利技を一挙公開!で詳しく解説しています。
こちらの記事は下記の動画でも解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
※本記事は『OS:Windows11』画像は『Excelのバージョン:Microsoft365』を使用しています。
目次
PDFをエクセルに変換する3つの方法!
今回ご紹介するのは以下の3つの方法です。
- エクセルのPower Queryを使って取り込む方法
- オンラインツール「iLovePDF」を使って変換する方法
- ワードでコピーペーストを利用して変換する方法
それでは、詳しく解説します。
エクセルのPower Queryを使って取り込む方法
まずご紹介するのは、エクセルのPower Queryを使う方法です。
フリーソフトを使うことが不安、重要なデータを変換したいときに最適な方法です。
普段使っているエクセルで、簡単にPDFをエクセルに変換していきましょう。
それでは、手順を解説します。
- STEP
新しいエクセルを開く
- 新規作成を押す
- 空白のブックをクリック
- STEP
PDFのデータをエクセルに取り込む
- データタブを押す
- データの取得をクリック
- 「ファイルから」にカーソルを合わせる
- 「PDFから」を押す
- STEP
変換したいPDFファイルを選択する
- データの取り込みの画面で、変換したいPDFを選択
- 「インポート」を押す
- STEP
取り込む表を選択する
- 「ナビゲーター」で取り込む表を選択
- 「データの変換」をクリックする
「Table001」はPDFの中の表のこと。表が複数ある場合は002、003と増えていくよ!
表を複数取り込みたい場合は「複数アイテムの選択」にチェックを入れて選択しよう!
「Page001」はエクセルシート全体のことだよ。
Dr.オフィス
- STEP
表の1行目を項目として設定する
「Power Queryエディター」で表の体裁を整えられます。
今回は、1行目を表の項目として設定します。
- ホームタブを押す
- 「1行目をヘッダーとして使用」をクリック
- STEP
「読み込み」をする
表の1行目が項目として変更できたことを確認したら、「読み込む」処理をします。
- 「閉じて読み込む」の▼マークを押す
- 「閉じて次に読み込む」をクリック
- STEP
「テーブル」にチェックが入っていることを確認し、「OK」を押す
- データのインポートで「テーブル」にチェックが入っていることを確認
- 「OK」を押す
自分が指定した場所に表を入れ込むこともできるよ!
データを返す先を選択する部分で「既存のワークシート」にチェックを入れ、表を挿入したいセルを指定しよう!
Dr.オフィス
- STEP
PDFをエクセルに変換することができた!
PDFをエクセルに変換できたけれど、元のPDFのように売り上げの数値が「通貨」の設定になっておらず、分かりにくいね。
見やすくするために、数値の書式も設定していこう!
Dr.オフィス
- STEP
元のPDFの表のように設定を整える
今回はお金に関する表なので、売り上げの数値部分を通貨の設定にします。
- 売り上げの範囲をドラッグして選択
- ホームタブをクリック
- 数値の書式が「標準」になっているので▼マークを押す
- 通貨をクリック
- STEP
通貨の設定をしたエクセルの表が完成
元のPDFの表のとおり、通貨の設定をしたエクセルの表ができました。
オンラインツール「iLovePDF」を使って変換する方法
PDFをエクセルに変換するには、オンラインツールやソフトを使う方法もあります。
今回ご紹介するのは「iLovePDF」です。
「iLovePDF」の特徴は以下の3つです。
- 会員登録不要
- オンライン上で変換が可能
- インストールしてデスクトップ上でも利用できる
ご自身の状況に応じて、オンライン版とインストール版のお好きな方で試してみてください。
今回は「iLovePDF」オンライン版の説明をしていきます。
それでは手順を解説します。
- STEP
iLovePDFのホームページを開き、「PDFからExcel」をクリック
- STEP
「PDFファイルを選択」をクリック
「PDFファイルを選択」を押します。
「ここにPDFをドロップして下さい」の部分にPDFをドラッグ&ドロップをしても、PDFファイルを選択できるよ
Dr.オフィス
- STEP
エクセルに変換したいPDFファイルを選択する
- 変換したいPDFファイルを選択する
- 「開く」を押す
- STEP
「EXCELに変換」をクリック
「EXCELに変換」を押します。
- STEP
「EXCELをダウンロード」をクリック
エクセルへの変換が終了したら「EXCELをダウンロード」を押してダウンロードを開始します。
- STEP
ダウンロードできたファイルを開く
- ダウンロードできたので、クリック
- 「開く」を押す
- STEP
PDFをエクセルに変換できた!
「編集を有効にする」を押して保護ビューを解除しましょう。
ちなみに常に保護ビューを解除する方法などもあるので気になる方はチェックしてみてください。
挿入タブから、「テーブル」をクリックして表の範囲を指定するとテーブルとして使うこともできるよ!
Dr.オフィス
- STEP
作業しやすい場所に保存する
自分のパソコンの作業しやすい場所に保存しましょう。
まずF12キーを押して「名前を付けて保存」を開きます。
- ファイルの保存先を選択
- ファイルの名前を入力
- 「保存」を押す
ワードでコピーペーストを利用して変換する方法
先に紹介した2つの方法ができなかった場合に、試してほしい方法です。
ワードでPDFを取り込み、コピーペーストでエクセルに貼り付けるので、Power Queryに対応していなくても変換が可能です。
それでは手順を解説します。
- STEP
新しいワードファイルを開く
- 新規を押す
- 空白の文書をクリックする
- STEP
ファイルタブを開く
「ファイル」をクリックしましょう。
- STEP
エクセルに変換したいPDFファイルを選ぶ
- 「開く」をクリック
- 「その他の場所」から「参照」を押す
- STEP
エクセルに変換したいPDFファイルを選択する
- PDFファイルを選択
- 「開く」を押す
- STEP
OKをクリック
メッセージバーが出てくるのでOKを押します。
パソコンの性能によっては読み込みに時間がかかるので、少し待ってみよう!
Dr.オフィス
- STEP
ワードに変換できた表をコピーする
- ドラッグして表全体を選択する
- Ctrl+Cを押し、コピーする
- STEP
新しいエクセルを開く
- 新規を押す
- 空白のブックをクリック
エクセルは事前に開いていてもOKだよ!
Dr.オフィス
- STEP
ワードでコピーした表をエクセルに貼り付けて、変換完了!
【PDFをエクセルに変換】に関するQ&A
Q
PDFをエクセルに変換できません。どのようにしたらよいでしょう?
A
PDFの管理者側が「内容のコピーを許可をしない」設定をしていると取り込めません。PDFの管理者に問い合わせをしてみましょう。
Q
PDFの複数の表のうち1つだけエクセルに取り込む方法を教えてください。
A
Power Queryを使う方法のSTEP4を確認してみましょう。
Q
エクセル上に直接PDFを張り付ける方法を教えてください!
A
こちらの記事≫エクセルにPDFを貼り付ける方法は?できない方も必見!を参照してください。
PDFをエクセルに変換するのは自分にあった方法を選んでやってみよう!
今回は、PDFをエクセルに変換する方法を解説しました。
3つの方法をご紹介しましたが、PDFの取り扱いやOfficeのバージョンによって使える方法が異なります。
状況に合わせて、お好きな方法で活用してみてくださいね。
- エクセルのデータ取得から、PDFを選択
- Power Queryエディターで表を整える
- 読み込みを実行する
PDFは変更ができないファイル形式なので、自分で打ち込んでエクセルに変換していた方もいるのではないでしょうか。
今回ご紹介した方法を使って、短時間でミスなく作業を行いましょう。
『PDF変換』のさまざまな活用方法は、こちら≫【PDF保存版】エクセルをPDFに変換する方法など便利技を一挙公開!で詳しく解説しています。