エクセルデータを画像として保存する手順を徹底解説！

エクセル初心者

エクセルで作成した表やグラフを画像として保存して、ワードやパワーポイントで使いたいんだけどやり方を教えて。

コピー＆貼り付けの操作を知っていれば、簡単に保存できるよ。

Dr.オフィス

エクセルで作成した表やグラフを画像として保存する方法を覚えておくと、他のアプリケーションに画像として簡単に挿入できるようになります。

マイクロソフトオフィススペシャリストマスターの資格を持つ私が、エクセルで作成した表やグラフを画像として保存する方法をわかりやすく解説するね。

Dr.オフィス

エクセルで作成した表やグラフは、簡単に画像に変換して保存することが可能です。

保存方法をマスターすれば、その都度エクセルを開いて画像をコピー＆ペーストする必要がなくなるので作業効率アップにつながります。

エクセルの画像に関する内容は、≫エクセルの画像を使った操作を基礎から応用まで徹底解説！でも解説していますのでこちらの記事もぜひご覧ください。

※本記事は『OS：Windows11』画像は『Excelのバージョン：Microsoft365』を使用しています。

エクセルの表やグラフを画像にする

エクセル初心者

エクセルで作成した表やグラフを画像にできるって聞いたんだけど、やり方がわからないんだよね。

コピー＆貼り付けの操作を知っていれば簡単にマスターできるようになるよ。

Dr.オフィス

office365では、エクセルで作成した表やグラフは以下のいずれかの手順で簡単に画像に変換することができます。

この2つの方法の手順はほぼ同じです。

画像としてコピーするのか、画像として貼り付けるのかの違いだけなので、操作しやすいほうを覚えてみてください。

図としてコピーする

図としてコピーする場合は、Ctrl+Cやショートカットメニューでコピーするのではなく、ホームタブにあるコピーのアイコンを使って画像に変換します。

1. STEP

   図にしたい範囲を選択

   

   画像にしたい範囲を選択します。

2. STEP

   図としてコピーを選択

   

   ホームタブにあるコピーアイコンの下向き矢印をクリックして、「図としてコピー」を選択してください。

3. STEP

   図のコピーのダイアログボックスをOKする

   

   図のコピーのダイアログボックスが表示されます。

   1. 表示を「画面に合わせる」を選択
   2. 形式を「ピクチャ」を選択
   3. OKを選択
4. STEP

   任意の場所に貼り付ける

   

   任意の場所で、Ctrl+Vで貼り付けをすれば完了です。

   貼り付けた画像をクリックすると図形のハンドルが表示されるので、表が画像に変換されたことがわかりますね。

図として貼り付ける

ショートカットメニューやショートカットキーでコピーして、図として貼り付けることで画像にすることもできます。

1. STEP

   画像にしたい範囲を選択

   

   画像にしたい範囲を選択します。

2. STEP

   ショートカットキーでコピーする

   

   範囲選択されている状態で、Ctrl+Cでコピーしましょう。

   ショートカットメニューのほうが使いやすい場合は、右クリックして「コピー」を選択してもOKです。

3. STEP

   図として貼り付ける

   

   1. 貼り付けの下向き矢印を選択
   2. その他の貼り付けオプションの中の「図」を選択して貼り付ける
4. STEP

   選択範囲を解除する

   

   重なっている図形を移動させ、ESCキーで選択範囲を解除して完成です。

グラフを選択して同じように操作すると、グラフも画像に変換することができるよ。

Dr.オフィス

エクセルで変換した画像を保存する方法

エクセル初心者

エクセルに貼り付けた画像をパワーポイントで利用したいときはどうすればいいの？

他のアプリケーションで利用したいときは、貼り付けた画像を単体で保存し直す必要があるんだ。

Dr.オフィス

エクセルのシート内に貼り付けた画像は、シート内には保存されていますが画像単体としては保存されていません。

他のアプリケーションで画像として簡単に利用できるようにするためには、変換した表やグラフの画像を単体で保存する必要があります。

jpegとpngの違い

画像に変換した表やグラフを保存するために、画像の拡張子について理解しておこう！

Dr.オフィス

拡張子の詳しい解説は、≫エクセルの拡張子とは？種類や変更の方法を詳しく解説！を参考にしてみてください。

エクセルファイルを保存する場合、「xlsx」の拡張子以外に「xls」、「txt」、「csv」などの拡張子で保存することができますね。

エクセルで画像に変換したファイルも、複数の拡張子で保存することができます。

エクセルの画像を保存するときによく使われる拡張子には、「jpeg(ジェイペグ）」と「png(ピング）」があります。

エクセル初心者

jpegとpngって何が違うの？

画像に使える色の数やファイルサイズなどに違いがあるんだ。

Dr.オフィス

jpegとpngには、以下のような違いがあります。

エクセルの表やグラフの場合は写真のように多くの色が使われているわけではないので、どちらを選んでも特に問題はありませんが、どちらが良いか迷ったときは「背景の透過」を基準に選ぶのも1つの方法です。

この画像は、同じエクセルの表をpngとjpegで保存したものです。

背景に色が付いていた場合、pngで保存したものは表の背景が透過されているので表の枠内に背景の色が見える状態で貼り付けることができます。

一方、jpegで保存した画像は背景が透過されていないので、背景に色がついていても表の枠内は白く表示されます。

ただし、白い背景に画像を挿入する場合は、pngで保存してもjpegで保存してもほとんど見た目は変わりません。

jpegで保存 する

図として貼り付けた画像は「png」で保存されます。

jpegで保存したい場合は、エクセルの画像を保存するときに拡張子をpngからjpegに変換する必要があります。

jpegで保存したい場合は、拡張子がわかるように「ファイル名拡張子」を表示する設定に変更しておきましょう。

1. STEP

   ファイルの拡張子を表示させる設定に変更

   

   ウィンドウズマーク+Eをクリックして、エクスプローラーを立ち上げます。

   1. 表示を選択
   2. ドロップダウンリストの「表示」を選択
   3. ファイル名拡張子にチェックを入れる
2. STEP

   図として保存を選択する

   

   エクセルの画面に戻り、保存したい画像の上で右クリックをして「図として保存」を選択しましょう。

3. STEP

   保存場所を指定する

   

   画像を保存する場所を指定します。

   今回はピクチャに「エクセルデータ画像」というフォルダを作成して保存をする手順で解説していきます。

   1. 保存先を「ピクチャ」にする
   2. 「新しいフォルダ」をクリックして、新規フォルダを作成
   3. 新しく作成したフォルダに「エクセルデータ画像」という名前をつける
4. STEP

   作成したフォルダを開いて拡張子を変更

   

   1. 保存したいフォルダを開く
   2. ファイル名に「半期売上表」と入力
   3. ファイルの種類の下向き矢印をクリックして、JPEGファイル交換形式（*.jpg）を選択
5. STEP

   保存する

   

   1. ファイル名、ファイルの種類を確認
   2. 保存を選択
6. STEP

   フォルダに画像が保存された

   

   ピクチャに作成したエクセルデータ画像というフォルダに、jpegで画像を保存することができました。

pngで保存する

エクセルの画像をpngで保存したい場合は、拡張子を変更せずにそのまま保存します。

1. STEP

   図として保存を選択

   

   画像を右クリックして「図として保存」を選択します。

2. STEP

   保存先を指定する

   

   保存先は、わかりやすい場所を選んでください。

   今回はピクチャに新しいフォルダを作成し、「エクセルデータ画像」という名称を付けて保存する手順で紹介しています。

   1. 保存先を「ピクチャ」にする
   2. 「新しいフォルダ」をクリックして、新規フォルダを作成
   3. 新しく作成したフォルダに名前をつける
3. STEP

   ファイル名を付けて保存

   

   新しく作成したフォルダを開きます。

   1. 保存先を確認
   2. ファイル名を入力
   3. 「保存」を選択
4. STEP

   pngで保存された

   

   指定したフォルダにエクセルの表をpngで保存することができました。

エクセルの画像だけを取り出して一括で保存する

エクセル初心者

他の人が作ったエクセルファイルに使ってある画像をまとめて保存したいんだけど。

エクセルファイルに挿入されている画像だけを取り出して、まとめて保存することもできるよ。

Dr.オフィス

エクセルファイルをWebページで保存すると、エクセルファイルに挿入されている画像だけを取り出してまとめることができます。

画像が挿入されているエクセルファイルを使って、画像を保存してみましょう。

1. STEP

   画像が入っているエクセルファイルを開く

   

   保存したい画像があるエクセルのファイルを開きます。

2. STEP

   webページで保存

   

   F12キーを押すと、「名前を付けて保存」の画面が表示されます。

   1. ファイルを保存する場所を指定
   2. ファイル名を入力
   3. ファイルの種類の下向き矢印をクリックして「Webページ（*.htm,*html）」を選択
   4. 保存を選択
3. STEP

   表示されたメッセージをOKする

   

   「保存」をクリックすると、このようなメッセージが表示されるので「はい」をクリックしてください。

4. STEP

   ファイルをExcelブック形式に保存し直す

   

   現在開いているエクセルファイルの種類がWebページになっているため、xlsx形式に保存し直しておきます。

   F12を押して、もう一度「名前を付けて保存」の画面を表示してください。

   1. 開いているデータが保存されていた場所を指定
   2. ファイルの種類を「Excelブック（*.xlsx)」に変更
   3. 保存を選択
5. STEP

   STEP2でWebページを保存した場所を開く

   

   STEP2でWebページを保存した場所を開くと、htmファイルとfilesフォルダが保存されています。

   htmファイルは必要ないので削除して、filesという名称がついているフォルダを開いてください。

6. STEP

   不要なファイルを選択する

   

   画像以外のファイルをすべて選択します。

7. STEP

   不要なファイルを削除

   

   STEP6で選択した不要なファイルを削除すると、画像ファイルのみをまとめて保存することができます。

エクセルに挿入した表やグラフの保存に関するQ＆A

エクセルで作成した表やグラフを画像にする方法をマスターしよう！

エクセルは表やグラフを作成したいときに便利なアプリケーションですが、エクセルで作成したデータをワードやパワーポイントで使いたいといったケースもありますよね。

表やグラフを画像に変換して保存をしておけば、その都度エクセルを開いてコピー＆貼り付けをするといった作業をせずに他のアプリケーションで利用できるようになります。

最後に、エクセルで作成した表やグラフを画像にして保存する方法をおさらいしておきましょう。

コピー＆貼り付けができれば、エクセル内のデータは画像として簡単に保存できます。

表やグラフを保存する方法をマスターして、作成したデータをさらに有効活用してみてくださいね。

エクセルの画像に関する内容は、≫エクセルの画像を使った操作を基礎から応用まで徹底解説！でも解説していますのでこちらの記事もぜひご覧ください。