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エクセルのヒストグラムのデータ区間がおかしいときはどうすればいい?

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エクセル初心者

エクセル初心者

エクセルでヒストグラムを作成したんだけど、データ区間がおかしくて思い通りにならないんだよね。

どうすれば直せるのか教えて!

ヒストグラムはエクセルで簡単に作れるようになったんだけど、思い通りにヒストグラムを作りたいときは、ちょっと工夫が必要だよ。

Dr.オフィス

Dr.オフィス

2016以降のエクセルでは、度数分布表を作成せずに簡単にヒストグラムが作れるようになりました。

ですが、データ区間がなんだかおかしい、自分の設定したいデータ区間に変更できないといったケースがあります。

この記事を読むと、自分で設定したデータ区間でヒストグラムが作成できるようになります。

自分で設定したデータ区間でヒストグラムを作成する流れ
  1. COUNTIFS関数を活用して度数分布表を作成する
  2. 作成した度数分布表を使ってヒストグラム作成用の表を作る
  3. ヒストグラム用の表を使ってヒストグラムを作成する

パソコン教室のインストラクター歴10年の経験を持つ私が、ヒストグラムのデータ区間がおかしいときの対処法を解説するよ。

Dr.オフィス

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データ区間がおかしいときや、自分が設定した通りにヒストグラムを作成したいときは、度数分布表を作成してからヒストグラムを作る方法がおすすめです。

この記事を参考に、度数分布表からヒストグラムを作成してみましょう。

そしてこちらの記事は下記の動画でも解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

さらにエクセルでヒストグラムを作成する詳しい方法は、≫エクセルのヒストグラムの作り方は?データ区間の変更もこれで解決!で詳しく解説していますので、こちらの記事も併せてご覧ください。

※本記事は『OS:Windows11』画像は『Excelのバージョン:Microsoft365』を使用しています。

エクセルのヒストグラムのデータ区間がおかしいときは度数分布表からグラフを作成する

エクセル初心者

エクセル初心者

ヒストグラムは簡単にできるようになったんだけど、データ区間がなかなか思い通りにならないんだよね~。

そんなときは、度数分布表を作成してからヒストグラムを作成するのがおすすめだよ。

Dr.オフィス

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エクセルのヒストグラムは、元データから直接作成する方法と度数分布表から作成する方法があります。

データ区間がおかしい、軸の書式設定を変更しても思い通りにならないときは、度数分布表を作成してからヒストグラムを作成してみましょう。

度数分布表を作る手順

度数分布表からヒストグラムを作成する方法はいくつかありますが、今回はエクセル初心者の方でもわかりやすい方法を紹介します。

今回紹介する方法でヒストグラムを作成する場合は、ヒストグラムを作成する前に2種類の表を作成しておく必要があります。

  • COUNTIFS関数を活用して度数分布表を作成する
  • ヒストグラムを作成するための表を作成する
エクセル初心者

エクセル初心者

どうして表が2つも必要なの?

度数分布表やヒストグラムを作成する手順が、複雑にならないようにするためだよ。

2つの表の作り方を1つずつ説明していくよ。

Dr.オフィス

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度数を数えるための元になる表を作る

度数をカウントするための表が、「度数分布表」と呼ばれているものになります。

度数分布表の元になる表を作成する手順と、COUNTIFS関数を使って元データから度数を数える方法を解説していきます。

  1. STEP

    元データを作成する

    元データ
    元データ

    ヒストグラムの元になる「元データ」を作成します。

    今回は、生徒名とテストの点数を例として表を作成しましたが、「商品名と販売個数」、「支店名と売上金額」のように、「何が」、「どれくらいあるか」を2列に分けて表を作成します。

  2. STEP

    度数を入力するための表を作成する

    度数をカウントするための表
    度数をカウントするための表

    元データから数えた度数の数を入力するための表を作成します。

    ヒストグラムのデータ区間になる「階級」は、「起点の数字を入力する列」、「~(から)を入力する列」、「終点の数字を入力する列」の3列に分けて作成しましょう。

    ヒストグラムでデータ区間に指定したい数字をE列、G列に入力したら、度数分布表を作成するための準備は完了です。

「度数」にデータ区間(階級)の条件と合致するデータの数を入力する

COUNTIFS関数を入力するセル
COUNTIFS関数を入力するセル

続いてSTEP2で作成した度数に、元データからデータ区間(階級)の条件と合致するデータの数を調べるための関数を入力します。

度数の数は、COUNTIFS関数を使うと簡単に数えることができるよ。

Dr.オフィス

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エクセルでは、特定の条件に合致する数字の数を数える「COUNTIF」という関数があります。

今回は条件を2つ設定したいので、COUNTIFS関数を使います。

COUNTIF関数、COUNTIFS関数については、≫エクセルのCOUNTIF関数で条件と一致するデータの数を求めようで詳しく解説していますので、こちらの記事を参考にしてみてください。

COUNTIFS関数を入力する前に、データ区間の意味を確認しておこう!

Dr.オフィス

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55~65というデータ区間(階級)は、「55点以上65点未満」という意味です。
55点から64点までの点数の生徒がこの範囲に入ります。

エクセルで「〇〇以上」を指定したいときは「>=」、「〇〇未満」を指定したいときは「<」を使います。

  1. STEP

    関数を入力するセルを選択

    関数を入力するセルを選択する
    関数を入力するセルを選択する

    関数を入力するセルを選択します。

  2. STEP

    関数の挿入(fx)をクリックする

    関数の挿入
    関数の挿入

    関数の挿入(fx)をクリックします。

  3. STEP

    関数を検索する

    COUNTIFS関数を検索
    COUNTIFS関数を検索
    1. 関数の検索の検索窓に「COUNTIFS」と入力
    2. 検索開始をクリック
  4. STEP

    COUNTIFS関数を選択

    COUNTIFS関数を選択しOKする
    COUNTIFS関数を選択しOKする
    1. 「COUNTIFS」をクリック
    2. OKをクリック
  5. STEP

    COUNTIFS関数の引数を入力

    引数を入力
    引数を入力

    COUNTIFS関数の引数を入力していきます。

    1. 検索条件範囲1に「$C$3:$C$18」を入力する
    2. 検索条件1に「”>=”&E3」を入力する
    3. 検索条件範囲2に「$C$3:$C$18」を入力する
    4. 検索条件2に「”<“&G3」を入力する
    5. OKをクリックする
  6. STEP

    オートフィルで計算式をコピーする

    計算式をコピー
    計算式をコピー

    計算式を入力したセルを選択して、オートフィルで計算式をコピーします。

  7. STEP

    度数分布表の完成

    完成した度数分布表
    完成した度数分布表

    度数分布表が完成しました。

COUNTIFS関数の引数は、一見みるとかなり複雑そうに見えますよね。

でも、以下の3つのポイントを押さえれば簡単に入力できますよ。

  • 検索条件範囲は、絶対参照で入力する
  • 「以上、未満」の演算子記号は、ダブルクォーテーションで囲む
  • 検索条件は、演算子記号を入力したあと、前に「&」つけてから、データ区間の最小値または最大値の入っているセルを選択する

絶対参照にしたいときは、セル番号の上をクリックしてF4キーを1回押します。

アルファベットの両側に「$」がつかなかったときは、F4キーを何度か押してみてくださいね。

エクセル初心者

エクセル初心者

引数を入力してOKをクリックしたら、計算結果が「0」になっちゃった。どうして?

ダブルクォーテーションの位置が間違っていると、計算結果がゼロになってしまうから注意してね。

Dr.オフィス

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度数分布表からヒストグラムを作成するための表を作る

度数分布表を作成するときに、データ区間(階級)を3列に分けて入力しましたね。

条件と合致するデータを数えるCOUNTIFS関数を入力して計算式をコピーするために、3列に分ける必要があったんです。

ですが、この表のままだとヒストグラムが作成できません。

次に、完成した度数分布表を使ってヒストグラムを作るための表を作成します。

  1. STEP

    完成した度数分布表の隣にもう一つ表を作る

    隣に表を作る
    隣に表を作る

    完成した度数分布表の隣に、階級を1列にした表を作ります。

  2. STEP

    ヒストグラム用の表の階級にセル参照でデータ区間を入力する

    ヒストグラム用の表に度数分布表のデータをセル参照で計算式を入力
    ヒストグラム用の表に度数分布表のデータをセル参照で計算式を入力

    ヒストグラム用の表の「K3」のセルをクリックして「=E3&F3&G3」と入力し、Enterキーで確定します。

  3. STEP

    オートフィルで計算式をコピーする

    計算式をコピーする
    計算式をコピーする

    K3に入れた計算式をオートフィルでコピーします。

  4. STEP

    度数分布表の度数をコピーする

    度数をコピーする
    度数をコピーする

    度数分布表の赤枠の範囲を選択してコピーします。

  5. STEP

    ヒストグラム用の表に値で貼り付ける

    値で貼り付ける
    値で貼り付ける
    1. L3をクリック
    2. 貼り付けの下向き矢印をクリック
    3. 値の貼り付けをクリック
  6. STEP

    ヒストグラム用の表の完成

    完成したヒストグラム用の表
    完成したヒストグラム用の表

    これでヒストグラム作成用の表が完成しました。

作成した度数分布表からヒストグラムを作成する

ヒストグラム用の表からヒストグラムを作成します。

こちら≫ヒストグラムの作り方で、くわしく解説しているので、ぜひ参考に作成してみてください。

完成したヒストグラム
完成したヒストグラム

度数分布表から作成すると、データ範囲が表に入力した通りに表示されるためデータ区間がおかしくなることがありません。

もし、完成したヒストグラムが上記のグラフと同じような状態になっていないときは、修正が必要です。

データ区間が表示されている数字の上でダブルクリックして軸の書式設定の作業ウィンドウを表示させておきましょう。

軸の書式設定の作業ウィンドウ
軸の書式設定の作業ウィンドウ

軸のオプションをクリックしてグラフのマークをクリックすると、上記のような画面が表示されます。

この画面が表示されたら、軸のオプションの「ビン」を「分類項目別」に変更してください。

エクセルのヒストグラムのデータ区間に関するQ&A

Q

区間ごとに区切った値を表す方法はある?

A

ヒストグラムを作成する前に度数分布表を作成しておくと、指定した値で区切った数字をデータ区間(横軸)に表示させることができます。
度数分布表の作成方法は、本文中の≫度数分布表を作る手順で確認してください。

Q

エクセルのデータ区間がおかしいのはなぜ?

A

データ区間がおかしいときは、軸の設定がうまくできていない可能性があります。
今回紹介した度数分布表からヒストグラムを作成すれば、軸の設定を変更せずにきれいなヒストグラムを作成できるので試してみてください。

エクセルのヒストグラムのデータ区間がおかしいときは度数分布表を作成してみよう

元データから直接ヒストグラムを作成すれば時間をかけずにヒストグラムを作ることができますが、データ区間がおかしくなったり、軸の書式設定を変更しても思い通りのヒストグラムにならないことがあります。

軸の書式設定の数値を変えてもデータ区間がおかしいときは、度数分布表からヒストグラムを作成する方法がおすすめです。

度数分布表とヒストグラム用の2種類の表を作成しなければならないため手間がかかりますが、データ区間の設定に悩む必要がなくなります。

最後に、度数分布表からヒストグラムを作成する流れをおさらいしておきましょう。

おさらい
  • COUNTIFS関数を活用して度数分布表を作成する
  • 作成した度数分布表からヒストグラムを作成するための表を作る
  • ヒストグラム用の表からヒストグラムを作成する

今回紹介した度数分布表の作り方はCOUNTIFS関数を利用しているため、計算式だけを見ると複雑そうに見えてしまいますよね。

ですが、本文で紹介した3つのポイントを抑えれば簡単に引数を入力することができるので、本記事をぜひ参考にしてみてください。

エクセルでヒストグラムを作成する手順は、≫エクセルのヒストグラムの作り方は?データ区間の変更もこれで解決!で紹介していますので、こちらの記事も併せてご覧ください。

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