楽天リーベイツで楽天ポイント還元最大20%!今なら登録して初回購入で500ポイントもGET!

エクセルのオートフィルで固定した数式をコピーするには?絶対参照で解決する方法を解説

4 min 1,215 views
エクセル初心者

エクセル初心者

エクセルで固定した数字(セル)を含む数式をオートフィルすると、結果がおかしくなるのはどうしてなのかな?数式の参照先がずれてしまって、思ったように計算できないんだよね。。。

固定した数字(セル)を含む数式をオートフィルする場合は、数式にちょっとした工夫が必要だよ。これから詳しく解説するね。

Dr.オフィス

Dr.オフィス

今回は、オートフィルで固定した数式をコピーする方法について、解説します。

オートフィルで数式をコピーすると、とても便利ですよね。

しかしながら、意図した結果が得られずに、数式のコピーをあきらめたことはありませんか。

そのような時は、『数式が参照している値(セル)は固定だよ』ということを数式に加える必要があります。

この記事を読むと、オートフィルで固定した数式を簡単にコピーする方法について、理解することができますよ。

【エクセル】オートフィルで固定した数式をコピーするポイント
  1. 固定する数式は『絶対参照』にする
  2. 『絶対参照』と『相対参照』との違いを理解する

PCサポート歴10年以上の私が、オートフィルで固定した数式のコピーについて、詳しく解説するよ。

Dr.オフィス

Dr.オフィス

オートフィルで固定した数式をコピーする場合は、『絶対参照』を使います。

『絶対参照』は、参照するセル番地を常に固定する参照方式のため、同じ値を繰り返し使う数式をオートフィルする場合に、とても便利です。

また、参照先が数式に連動して変化する参照方式を『相対参照』と言います。

オートフィルで数式をコピーする場合は、『絶対参照』と『相対参照』の違いを理解すると、活用の幅が広がりますよ。

エクセルのオートフィルの基本的な使い方については、こちら≫エクセルのオートフィルの使い方で詳しく解説しています。

こちらの記事は下記の動画でも解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

※本記事は『OS:Windows11』画像は『Excelのバージョン:Microsoft365』を使用しています。

【エクセル】オートフィルで固定した数式をコピーする方法

ここでは、数式を固定してオートフィルする方法と、数式を固定しないでオートフィルする方法との違いについて、順番に解説します。

数式の固定は『絶対参照』

オートフィルで固定した数式をコピーするには、参照するセル番地を常に固定する『絶対参照』、F4を使います。

『絶対参照』については、こちら≫【エクセル】エクセルの絶対参照とは?時短作業に役立つおすすめスキルで詳しく解説しています。

それでは、数式を固定してオートフィルしてみましょう。

  1. STEP

    数式を入力する

    『消費税』を求める数式を入力
    『消費税』を求める数式を入力

    ここでは、消費税率が入力されているセル(固定のセル)を含む数式を、下記のように設定します。

    1. 固定する消費税率(10%)をセルB1に入力
    2. セルB4に数式『=ROUNDDOWN(A4*B1,0)』を入力

    (ROUNDDOWN関数については、こちら≫エクセルの掛け算【切り捨て】を解説!不要な小数点は表示させない関数で詳しく解説しています。)

  2. STEP

    数式を固定しないと正しい計算ができない

    数式を固定せずにオートフィルした結果
    数式を固定せずにオートフィルした結果

    この状態でセルB5からB8までオートフィルをすると、消費税率の参照先が『B1』『B2』『B3』というように数式に連動して変化してしまうので、正しい消費税を計算することができません。

    数式を固定してオートフィルする方法
    数式を固定してオートフィルする方法

    そこで、セルB1の消費税率を下記の通りに固定し、数式をオートフィルしましょう。

    1. セルB4を選択
    2. F2を押し、数式が表示されたら『=ROUNDDOWN(A4*B1,0)』の『B1』の前にカーソルを入れる
    3. F4を1回押し、数式が『=ROUNDDOWN(A4*$B$1,0』に変わったら、Enterを押す
      (『B1』が『$B$1』に変わる)
    4. セルB4の『■(フィルハンドル)』をセルB8までドラッグ

    (ショートカットキーF4の使い方については、こちら≫『F4』で詳しく解説しています。)

  3. STEP

    絶対参照で固定する

    数式を固定してオートフィルした結果
    数式を固定してオートフィルした結果

    セルB4からセルB8の数式に、固定したセルB1が常に参照されていることが分かりますね。

    数式を固定することで、参照先が移動することを防ぎます。

    このように、オートフィルで固定した数式をコピーすることができます。

    オートフィルと『絶対参照』を組み合わせると、同じ値を繰り返し入力する手間が省けるね。

    Dr.オフィス

    Dr.オフィス

『絶対参照』と『相対参照』の違い

『絶対参照』は参照先を固定しますが、『相対参照』は参照先が数式に連動して変化します。

先程の表の『消費税』と『合計』を求める数式を比較して、『絶対参照』と『相対参照』の違いを確認してみましょう。

  1. STEP

    『絶対参照』と『相対参照』の違い

    『合計』を求める数式を入力
    『合計』を求める数式を入力

    セルC4には、『仕入額』と『消費税』の合計を求めるための、数式『=A4+B4』を入力しています。

    セルC4の数式を『■(フィルハンドル)』をセルC8までドラッグしましょう。

  2. STEP

    参照先が数式に連動して変化する

    ここでの『合計』は数式を固定する必要がない
    ここでの『合計』は数式を固定する必要がない

    『消費税』を求める数式では、常にセルB1が参照されていましたが、『合計』を求める数式は、『=A4+B4』『=A5+B5』『=A6+B6』となります。

    このように『相対参照』は、参照先が数式に連動して変化していることが分かりますね。

    『相対参照』については、こちら≫エクセルの相対参照ができない方必見!使い方を解説!で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

2つの参照方式を組み合わせるとオートフィルはもっと便利

オートフィルで数式をコピーする際には、『絶対参照』と『相対参照』を組み合わせた『複合参照』を使うと、さらに便利になります。

まずは、2つの参照方式を正しく理解し、簡単な数式から試してみましょう。

『複合参照』については、こちら≫エクセルの複合参照の使い方を解説!覚え方も紹介!で詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。

固定した数式のオートフィルには絶対参照が便利!

今回は、オートフィルで固定した数式をコピーする方法について、解説しました。

固定した数字(セル)を含む数式をオートフィルする場合は、『絶対参照』が便利だということが分かりましたね。

また、オートフィルで数式をコピーする際は、『絶対参照』と『相対参照』の違いを正しく理解することが重要です。

最後に、オートフィルで固定した数式をコピーするポイントについて、おさらいします。

おさらい
  1. 固定する数式は『絶対参照』にする
  2. 『絶対参照』と『相対参照』との違いを理解する

オートフィルで固定した数字(セル)を含む数式をコピーする場合は、ぜひ参考にしてみてください。

エクセルのオートフィルの基本的な使い方については、こちら≫【エクセル】オートフィルの使い方!意外と知らない下までコピーする5つの方法で詳しく解説しています。

カテゴリー:

40万人以上が参考にしたエクセルドクターで最も人気の記事

エクセルで家計簿を作る方法

ワード初心者

ワード初心者

エクセルで本格的な家計簿を作ってみたいんだけど詳しく解説してる本とかがないんだよね・・・
徹底的に解説してほしいな!

エクセルで本格家計簿の作り方なら私に任せて!過去に40万人以上のユーザーが参考にした解説記事を紹介するね♪

Dr.オフィス

Dr.オフィス

エクセルを少し使えるようになってきたら、本格的な家計簿を作ってみるのがとてもおすすめです。

収支シートの出来上がりイメージ
収支シートの出来上がりイメージ

基本機能をしっかりと使って作るから、エクセルをマスターするのにも家計簿づくりはぴったり!

20万人以上が参考にしたエクセルでの本格的な家計簿の作り方はこちら↓↓

【エクセル家計簿の作り方】月ごとに入力して合計を反映させれば見やすくなる!

関連記事