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【エクセル】フィルターがかからない5つの原因と対処方法を解説!

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エクセル初心者

エクセル初心者

エクセルのフィルターがかからないのはどうして?フィルター候補が表示されなかったり、設定すらできなかったりする原因は何かな?

そうだね、フィルターがかからない原因は、データ自体に不備があったり、Excelの設定に問題があったりするよ。これから原因と対処方法について詳しく解説するね。

Dr.オフィス

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今回は、エクセルのフィルターがかからない原因と対処方法について、解説します。

エクセルのフィルター機能は、データ抽出を行う際には欠かせない機能です。

そのフィルター機能を設定できないとなると、とても困ってしまいますよね。

この記事を読むと、エクセルのフィルターがかからない基本的な原因と対処方法について、理解することができますよ。

【エクセル】フィルターがかからない5つのポイント
  1. データ内に空白のセル(空白行や列)が含まれている
  2. 結合セルが含まれている
  3. 複数のシートを選択している
  4. シートの保護が設定されている
  5. 文字列や数字の表示形式が統一されていない

PCサポート歴10年以上の私が、フィルターがかからない基本的な原因と対処方法について、詳しく解説するよ。

Dr.オフィス

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フィルターがかからない場合、データの内容や書式を確認したり、Excelの設定を確認したりする必要があります。

ここでは、基本的な原因と対処方法を理解しておきましょう。

そして本記事は下記の動画でも解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

エクセルのフィルター機能の基本的な使い方については、こちら≫【エクセル】フィルター機能の設定と解除方法!範囲を指定してデータ抽出!初心者必見で詳しく解説しています。

※本記事は『OS:Windows11』画像は『Excelのバージョン:Microsoft365』を使用しています。

【エクセル】フィルターがかからない5つの原因と対処方法

ここでは、フィルターがかからない基本的な原因と対処方法について、順番に解説します。

1.データ内に空白のセル(空白行や列)が含まれている

フィルターの範囲に含まれる部分と含まれない部分を確認
フィルターの範囲に含まれる部分と含まれない部分を確認

フィルターをかける表内に空白セル(空白行や列)が含まれていると、先頭行から空白行前までをフィルターの範囲と認識し、表全体にフィルターをかけることができません。

空白行を含む表全体を手動で範囲選択
空白行を含む表全体を手動で範囲選択

そのような場合は、手動でフィルターの範囲を設定するか、値を入力して空白セルを埋めていきましょう。

手動でフィルターの範囲を設定する方法については、『フィルターの範囲を設定する方法』で詳しく解説しています。

不要なセルの場合は、削除しても問題ないよ。ただし、セル単位で削除をしてしまうとデータがずれてしまうから、行単位、列単位で削除しようね。

Dr.オフィス

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2.結合セルが含まれている

エクセルの『セルの結合』を使うと、結合したセルのうち左上セルの値のみが保持され、他のセルの値は破棄されます。

『結合セル』に含まれる『空白セル』を確認
『結合セル』に含まれる『空白セル』を確認

ということは、『結合セル』には『空白セル』が含まれている、ということになりますよね。

『空白セル』が含まれるという状況は、前述の『1.データ内に空白のセル(空白行や列)が含まれている』と同じですが、対処方法が少し異なります。

結合されたセルでは正しくデータの抽出ができない
結合されたセルでは正しくデータの抽出ができない

結合セルが含まれる場合、手動でフィルターの範囲を設定しても正しくデータを抽出できないため、『空白セル』を埋めることが必須となります。

セルF3に数式を入力
セルF3に数式を入力

『結合セル』の『空白セル』を埋めるには、『数式』や『貼り付けのオプション』、ショートカットキーなどを組み合わせると、便利に入力することができます。

『結合セル』の『空白セル』を埋める方法については、こちら≫【エクセル】早く知りたかった!結合セルにフィルターをかける方法を解説で詳しく解説しています。

3.複数のシートを選択している

知らず知らずのうちに、複数のシートを選択していたという経験はありませんか。

『フィルター』がグレーアウトしている
『フィルター』がグレーアウトしている

複数のシートを選択している場合、リボン表示の『フィルター』がグレーアウトしていて選択することができません。

このような場合は、シートの複数選択を解除しましょう。

ここでは、シートの複数選択を解除する3つの方法を紹介します。

3-1.Shift+シートを選択

  1. STEP

    フィルターを設定したいシートタブを選択

    『Sheet2』を選択するとシート名に下線が付く
    『Sheet2』を選択するとシート名に下線が付く

    『Sheet1』『Sheet2』『Sheet3』を複数選択している状態で(画面には『Sheet1』が表示されている)、フィルターを設定したい『Sheet2』を選択します。

  2. STEP

    Shift+フィルターを設定したいシートタブを選択

    【Shift】+『Sheet2』を選択
    【Shift】+『Sheet2』を選択

    画面に『Sheet2』が表示されている状態で、Shiftを押しながら再度『Sheet2』を選択しましょう。

  3. STEP

    シートの複数選択が解除される

    シートの複数選択が解除される
    シートの複数選択が解除される

    シートの複数選択が解除され、グレーアウトされていた『フィルター』を選択できるようになりましたね。

Shift+シートタブ選択で、1シートずつ解除することもできるから、どんな動きになるかを確認しておこうね。

Dr.オフィス

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3-2.『シートのグループ解除』を選択

  1. STEP

    フィルターを設定したいシートを右クリック

    『Sheet2』を右クリックするとシート名に下線が付く
    『Sheet2』を右クリックするとシート名に下線が付く

    『Sheet1』『Sheet2』『Sheet3』を複数選択している状態で(画面には『Sheet1』が表示されている)、フィルターを設定したい『Sheet2』を右クリックしましょう。

    シートの複数選択を解除する目的であれば、『Sheet1』『Sheet2』『Sheet3』のどのシートを右クリックしても問題ありません。

  2. STEP

    『シートのグループ解除』を選択

    『Sheet1』と『Sheet3』の選択を解除する
    『Sheet1』と『Sheet3』の選択を解除する

    表示されたメニューから『シートのグループ解除』を選択します。

  3. STEP

    シートの複数選択が解除される

    シートの複数選択が解除される
    シートの複数選択が解除される

    シートの複数選択が解除され、グレーアウトされていた『フィルター』を選択できるようになりましたね。

3-3.グループ化されていないシート選択

グループ化されていないシートタブを選択
グループ化されていないシートタブを選択

グループ化されていないシートが1シート以上ある場合は、そのシートを選択すると複数選択を解除することができます。

下線の付いていないシートタブを選択
下線の付いていないシートタブを選択

また、すべてのシートを選択している場合は、シート名に下線が付いていない、いずれかのシートを選択すると複数選択を解除できます。

4.シートの保護が設定されている

複数のシートは選択していない
複数のシートは選択していない

複数のシートを選択していないのに、リボン表示の『フィルター』がグレーアウトされている場合は、シートが保護されていないかを確認しましょう。

  1. STEP

    『シートの保護の解除』を選択

    [校閲]タブ-『シート保護の解除』を選択
    [校閲]タブ-『シート保護の解除』を選択
    1. [校閲]タブを選択
    2. 『シート保護の解除』を選択
  2. STEP

    パスワードを入力

    シート保護解除のためのパスワードを入力
    シート保護解除のためのパスワードを入力
    1. パスワードを入力
      (シート保護した時に設定したパスワードを入力)
    2. [OK]を選択

    パスワードを設定していない場合は、空欄のまま[OK]を選択しましょう。

  3. STEP

    シートの保護が解除される

    『フィルター』を選択できるようになる
    『フィルター』を選択できるようになる

    シートの保護が解除され、グレーアウトされていた『フィルター』を選択できるようになりましたね。

5.文字列や数字の表示形式が統一されていない

入力しているデータの文字列や数字の表示形式が統一されていないと、正しく絞り込みができない場合があります。

例えば、複数の表示形式がある日付データなどが該当します。

表示形式を統一していないとデータは抽出されない
表示形式を統一していないとデータは抽出されない

上記の表から日付が『4月2日』のデータを抽出しようとして、フィルター条件に『4/2』を入力すると、『該当なし』ということで何も表示されません。

表示形式を統一するとデータが抽出される
表示形式を統一するとデータが抽出される

この場合、フィルター条件を『4/2』ではなく『4月2日』と表示形式を統一する必要があります。

日付データ『文字列』と『日付』での比較
日付データ『文字列』と『日付』での比較

また、日付データを『文字列』の形式で入力してしまうと、『日付フィルター』が表示されないため、月別の絞り込みができません。

『日付フィルター』を表示するには、日付データの『文字列』を『日付』に変換することで対処することができます。

このように、入力するデータの文字列や数字の表示形式は、統一するように注意しましょう。

フィルターがかからない場合の対処方法に関するQ&A

Q

エクセルのフィルターがかからないのはなぜですか?

A

エクセルのフィルターがかからない場合、データの入力範囲や書式を確認したり、Excelの設定を確認したりする必要があります。詳細については、『【エクセル】フィルターがかからない5つの原因と対処方法』で解説しています。

Q

エクセルのフィルターの直し方を教えてください。

A

現在のデータ範囲に適用されているフィルターと並べ替え状態を元に戻すには、フィルターの『解除』または『クリア』を実行します。詳細については、『【エクセル】フィルターの3つの基本操作』で解説しています。
また、フィルターで並び替えたデータを元に戻す方法については、【エクセル】今さら聞けないフィルターの昇順を解除する方法を解説!初心者必見を参考にしてみてください。

フィルターがかからない原因は事前に取り除こう!

今回は、エクセルのフィルターがかからない原因と対処方法について、解説しました。

フィルターがかからない原因を1つ1つ確認すると、どれも簡単な方法で対処することができましたね。

『空白セル』と『結合セル』については、何かと意図しない動作を起こしやすいキーワードになるため、フィルターをかける際には事前に取り除く習慣も重要です。

また、日付のように表示形式が複数ある項目については、全角、半角、表示形式を統一しておきましょう。

最後に、エクセルのフィルターがかからない5つのポイントについて、おさらいします。

おさらい
  1. データ内に空白のセル(空白行や列)が含まれている
  2. 結合セルが含まれている
  3. 複数のシートを選択している
  4. シートの保護が設定されている
  5. 文字列や数字の表示形式が統一されていない

エクセルのフィルターがかからない場合は、基本的な原因と対処方法を順番に確認しましょう。

エクセルのフィルター機能の基本的な使い方については、こちら≫【エクセル】フィルター機能の設定と解除方法!範囲を指定してデータ抽出!初心者必見で詳しく解説しています。

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