
エクセル初心者
データを作成したから、同じものコピーして貼り付けたいな。できれば、元データを書き換えると、コピーしたデータも書き換わってほしい。できるかなぁ?
そんなときは、『リンク』させてあげれば大丈夫だよ!今回は、データを図形としてリンクさせてみよう!

Dr.オフィス
- リンクしたいデータをコピーする
- 貼り付け【リンクされた図】を選択する
- 元データが変わればリンク先の図も変わる
上記3ステップで【リンクされた図】の貼り付けは完了です。
リンクされた図は、スタイルも変更できるので、手を加えてみることもできます。
本文で詳しく解説します。
※本記事は『OS:Windows10』画像は『Excelのバージョン:2019』を使用しています。
目次
エクセルの図形にリンクするとは?
『エクセルの図形にリンクさせる』とは、とても簡単にできる便利な機能です。
↑このデータは【元データ】と【リンクされた図】になります。
元データを図として、右側に貼り付けています。
今は見た目は同じですが、大きさやスタイルの変更、レイアウトを変えることができます。
そして、元データとリンクしているので、元データの入力内容が変われば、右側の図の入力内容も変わります。
元データを1行削除すれば、右側のリンクされた図も同じように1行削除されます。
印刷もできるのでとても便利ですよ。
【リンクされた図】の貼り付けと使い方
フルーツ売上表を使い、『リンクされた図』を貼り付けてみましょう。
↑5月のフルーツ売上表を『Ctrl+C』でコピーします。
A1セルからD10セルまでを選択しましょう。
↑別シートに貼り付けてもかまいませんが、今回は同じシート内に貼り付けます。
右側に貼り付けましょう。
『Ctrl+V』で貼り付けることができます。
↑『貼り付けのオプション』を開きます。
『リンクされた図』を選択します。
↑元データと同じ幅、同じ高さのデータを貼り付けることができました。
↑元データのりんごの個数を『100』に変更してみましょう。
↑右側の『リンクされた図』のりんごの個数も『100』に変わりました。
リンクされているので、元データが変われば、貼り付けたほうも変わります。
別シートに貼り付けていても、リンクされるので『元データが変われば、リンクされた図も変わる』ということだよ!
Dr.オフィス
【リンクされた図】のスタイル変更
『リンクされた図』の貼り付けが完了しましたが、次にスタイルの変更をしてみましょう。
↑貼り付けた図を選択すると『図ツール書式』が表示されるので、開きましょう。
↑『図のスタイル』を開きます。
『多重枠、黒』を選択しました。
↑枠の変更ができました。
次に色を変えてみましょう。
『図形の枠線▼』を開き、青を選択しました。
↑ほかにも『図形の効果▼』から影など様々な効果を付けることができます。
↑接続ドットをドラッグすることで『拡大や縮小』も簡単にできます。
↑回転矢印をドラッグして、向きを変えることも可能です。
【リンクされていない図】とは?
↑元データをコピーして、貼り付ける際に『貼り付けのオプション』に『図』があります。
この『図』を選択し貼り付けると、同じようにデータが貼り付けれます。
↑しかし、これはリンクのない『図』です。
↑元データのりんごの個数を『500』に変えてみましょう。
貼り付けた『図』は、リンクがないので『100』のままです。
↑リンクはありませんが、図のレイアウトはできます。
大きさも自由に変更できます。
変わることのないデータを図として貼り付けるのであれば『図』を使っても良いでしょう。
リンクされた図を使うメリット
図のコピーはセルの幅などを気にせずに貼り付けることができます。
普通のコピー&ペーストは、同じセルの数が必要ですよね。
↑普通のコピー&ペースト
同じだけの隙間がないと貼り付けれないです。
はみ出してしまっていますね。
しかし、図の貼り付けは、セルを気にせずに好きな大きさで貼り付け可能です。
↑資料作成に『リンクされた図』を貼り付ける場合も、貼り付ける場所の大きさを気にしなくても貼れますね。
リンクされた図を使って、資料作成の仕事効率をアップさせましょう。
文字が見える大きさであれば、小さくしても大丈夫だね!
Dr.オフィス