エクセル【ピボットテーブル】時短につながる便利なフィルター機能を使いこなそう！！

エクセル初心者

ピボットテーブルの集計でフィルター機能を使いたいけど、何を使っていいのか分からないよ。

ピボットテーブルの集計でフィルターを使うと、素早く必要なデータを抽出して集計できるからとても便利だよ。フィルターには種類があるからこれから解説するね。

Dr.オフィス

今回は、ピボットテーブルのフィルターについて解説します。

便利なピボットテーブルでも、フィールドを配置しただけでは、分類別の集計結果を把握したり、必要なデータの結果を素早く把握したりするには、時間がかかりますよね。

そのような時は、フィルターを使って集計すると効率的です。

ピボットテーブルのフィルター機能は、エクセルで使用しているフィルター機能と同じなので、難しく考える必要はありません。

『○○○支店の商品名●●のデータがほしい』というような場合には、ピボットテーブルのフィルターを使って、いち早く欲しいデータを見つけましょう。

ピボットテーブルの集計については、こちら≫【エクセル】ピボットテーブルの集計方法を解説！今すぐ使える便利機能を紹介で詳しく解説しています。

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【エクセル】ピボットテーブルの集計方法を解説！今すぐ使える便利機能を紹介

次項より、ピボットテーブルの便利なフィルター機能について、詳しく解説します。

※本記事は『OS：Windows10』画像は『Excelのバージョン：2016』を使用しています。

ピボットテーブルのフィルターの基本的な使い方

下記3つのフィルターを使用して、ピボットテーブルのフィルターの使い方を解説します。

• ラベルフィルター
• 値フィルター
• トップテンフィルター

それぞれの特徴を理解し、目的に合ったフィルターを使用しましょう。

特定の文字を含むものを集計する『ラベルフィルター』

ピボットテーブルの特定の文字を含むものを集計する場合は、『ラベルフィルター』を使います。

↑それでは、上記のピボットテーブルから『○○水』という商品名だけを集計しましょう。

↑下記の通りに設定します。

1. 『行ラベル』の右端に表示されているプルダウンボタンを選択
2. [ラベルフィルター]を選択
3. [指定の値で終わる]を選択

↑[ラベルフィルター(商品名)]ダイアログボックスが表示されたら、下記の通りに設定します。

1. [水]を入力
2. [OK]を選択

↑商品名が『水』で終わる『炭酸水』と『レモン水』が表示されました。

他の商品名が表示されていないので、集計しやすいですね。

↑また、このラベルフィルターを解除するには、下記の通りに設定します。

1. 『行ラベル』の右端に表示されているプルダウンボタンを選択
2. [“商品名”からフィルターをクリア]を選択

解除後は、[ラベルフィルター]を設定する前の状態に戻ります。

特定の金額以上を集計する『値フィルター』

ピボットテーブルの項目ではなく、集計値の大小を基準にして集計する場合は、『値フィルター』を使います。

↑それでは、下記のピボットテーブルから金額の合計が『250,000円』以上の商品名だけを集計しましょう。

1. 『行ラベル』の右端に表示されているプルダウンボタンを選択
2. [値フィルター]を選択
3. [指定の値以上]を選択

↑[値フィルター(商品名)]ダイアログボックスが表示されたら、下記の通りに設定します。

1. [合計/金額]を選択
2. [250000]を入力
3. [OK]を選択

↑金額の合計が『250,000円』以上の商品名が表示されました。

↑値フィルターを解除するには、ラベルフィルターを解除した手順と同様に、『行ラベル』の右端に表示されているプルダウンボタンを選択し、[値フィルター]－[フィルターのクリア]を選択すると解除できます。

『上位○位』や『下位○位』までを集計する『トップテンフィルター』

トップテン機能を使うと『上位○位』や『下位○位』というような条件で、ピボットテーブルを集計できます。

人気のある商品を調べたい場合などに便利です。

↑それでは、下記のピボットテーブルから金額の合計が上位5件の商品名を集計しましょう。

1. 『行ラベル』の右端に表示されているプルダウンボタンを選択
2. [値フィルター]を選択
3. [トップテン]を選択

↑[トップテンフィルター(商品名)]ダイアログボックスが表示されたら、下記の通りに設定します。

1. [合計/金額]を選択
2. [上位]を選択
3. [5]を入力
4. [項目]を選択
5. [OK]を選択

↑金額の合計が上位5件の商品名が表示されましたね。

[トップテンフィルター]の解除方法は、[値フィルター]の解除方法と同じになります。

データを並べ替えずに、トップ３やワースト３などが素早く集計できるから、とても便利だね。

Dr.オフィス

次項では、ピボットテーブルの特定の分類を絞り込むフィルターについて、詳しく解説します。

ピボットテーブルの特定の分類を絞り込むフィルター

ピボットテーブルの特定の分類を絞り込む場合は、レポートフィルターを使うと便利です。

それでは、レポートフィルターを使って特定の支店名のデータを集計してみましょう。

↑フィールドセクションの『月』と『支店名』を『フィルター』ボックスにドラッグして配置します。

ピボットテーブルの『レポートフィルター』に『月』と『支店名』が追加されましたね。

↑フィルターは、『すべて』を選択している状態なので、『月』と『支店名』のそれぞれのプルダウンボタンを選択し、『3月』と『大阪支社』のチェックだけを残しましょう。

↑『3月』の『大阪支社』のデータが集計されました。

『3月』の『大阪支社』という条件の変更は、プルダウンボタンで簡単に変更できます。

また、条件の変更後は、素早く集計結果が反映されるので、時間もかからずとても便利です。

レポートフィルターを使うと、特定のデータだけを抜き出して集計結果を表示できるんだね。

Dr.オフィス

ピボットテーブルのフィルターを有効に組み合わせよう！！

ピボットテーブルのフィルターは、いくつか種類がありましたが、どれも簡単に設定できましたね。

それぞれのフィルター機能の特徴を理解し、欲しいデータを有効に組み合わせて集計しましょう。

ピボットテーブルのフィルター機能は、時短作業にもつながるので、ぜひ試してみてくださいね。

ピボットテーブルの集計については、こちら≫【エクセル】ピボットテーブルの集計方法を解説！今すぐ使える便利機能を紹介で詳しく解説しています。

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