エクセル初心者
横向きのデータから、検索してデータを取り出したいんだけど、どんな関数を使えばいかなぁ?
エクセル初心者
縦向きデータの時はVLOOKUP関数を使ったけど、横向きデータだと使えないの?
横向きデータなら『HLOOKUP関数』で、縦向きデータなら『VLOOKUP関数』だよ。今回は、横向きデータを検索するHLOOKUP関数について解説するね!
Dr.オフィス
横向きデータの場合にはHLOOKUP関数を使用します。
横向きのデータから検索して、必要なデータを取り出す方法を本文にて解説します。
HLOOLUP関数は『エクセル関数のレベルアップ』におすすめです。
ほかにも脱初心者が知っとくべき関数を43個紹介した記事があるので、ぜひチェックしてみてください。
※本記事は『OS:Windows10』画像は『Excelのバージョン:Office365』を使用しています。
目次
エクセルのデータを取り出す関数
エクセルのデータを取り出すといえば、VLOOKUP(ブイルックアップ)関数を思い浮かべる方が多いかもしれません。
VLOOKUP関数は縦向きのデータを検索します。
今回は横向きのデータから検索するので『HLOOKUP(エイチルックアップ)関数』になります。
HLOOKUP関数とは
=HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, 検索の型)
意味:指定した範囲から検索値を検索し、行番号の列からデータを取り出し表示します。「TRUE」は近似値の検索。「FALSE」は完全一致の検索。
『縦のVLOOKUP関数』と『横のHLOOKUP関数』は、引数もほぼ同じです。
せっかくなので、『VLOOKUP関数』と『HLOOKUP関数』を一緒に覚えてみましょう。
横向きデータはHLOOKUP関数で検索
フルーツリストを使い、解説しましょう。
↑フルーツ名や産地などが記載されている、横向きのフルーツのリストがあります。
8・9行目の青い表に、データを表示させます。
↑C9セルにHLOOKUP関数を入力しましょう。
HLOOKUP関数は、『=HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, 検索の型)』なので、
『=HLOOKUP($B$9,$B$1:$G$4,2,FALSE)』になります。
商品コードを入力すると、B1:G4のリストから『入力した商品コードの2行目』を検索し、取り出します。
『$』の絶対参照については、こちら≫【エクセルのショートカットキー】数式に絶対参照を設定する「F4」を参考にされてみてください。
↑商品コードに『001』と入力すると『りんご』が表示されました。
C9セルをオートフィルでコピーしましょう。
↑すべて『りんご』が返されています。
↑D9セルをダブルクリックし、HLOOKUP関数を編集します。
リストの『売上』は3行目なので、引数の『行番号』は『3』に変更しましょう。
『産地』は4行目なので、『4』に変更します。
売上=HLOOKUP($B$9,$B$1:$G$4,3,FALSE)
産地=HLOOKUP($B$9,$B$1:$G$4,4,FALSE)
↑青い表にHLOOKUP関数を使ってデータを表示させることができました。
縦向きデータの関数は?
縦向きデータの場合には『VLOOKUP(ブイルックアップ)関数』を使います。
↑請求書を例に挙げ、VLOOKUP関数について、こちら≫エクセル【VLOOKUP関数】で別シートから簡単に条件にあう値を参照しよう!で詳しく解説しています。
必ず覚えてほしい関数のひとつになります。
『VLOOKUP関数』をぜひマスターしてくださいね。
便利なHLOOKUP関数
関数は、時短で正確な作業が行えるので仕事効率アップにつながります。
↑さらに時短で正確さを出すために、商品コードの入力を『ドロップダウンリスト』にすると入力する手間も省けます。
ドロップダウンリストの作成方法についてはこちら≫エクセルで便利な【ドロップダウンリスト】を作成や編集しようを参考にされてみてください。
今回は、HLOOKUP関数について解説しました。
VLOOKUP関数とHLOOKUP関数は、引数が『列番号』か『行番号』か、だけの違いでした。
とても便利で、使用頻度の多い関数になります。
ぜひマスターされてみてください。