
エクセル初心者
膨大な量の顧客情報をデータベースに入力しているんだけど。ずっと入力していると見出しが見えなくなって、何を入力してるか分からなくなる時があって困ってるんだ。

エクセル初心者
私もデータベースをスクロールしていると見出しが分からなくなって、いちいち戻って見出しを確認しているの。もっと使いやすい方法はないかなぁ?
そんなときは『ウィンドウ枠の固定』をお勧めするよ! ウィンドウ枠の固定とは『見出し』の部分を常に表示させておくことができるんだ!だから、膨大な量のデータベースなどでも見出しが見えなくなってしまうことがないんだよ!

Dr.オフィス
今回は『ウィンドウ枠の固定』について解説します。
ウィンドウ枠の固定とは、膨大な情報量のデータベースや表などで見出しなどを固定する方法になります。
↑ウィンドウ枠の固定をしていない場合に、膨大なデータベースをずっと右や下にスライドしていると『これは何のデータだっただろう?』と分からなくなることはありませんか。
『ウィンドウ枠の固定』は見出しを固定することで、データベースを下や右にスクロールしても、何について見ているかを見出しで確認することができます。
いちいち見出しに戻って確認する手間も省けますし、そして何よりも見やすいデータベースになります。
ウィンドウ枠の固定をすることで、見出しは常に表示された状態になります。とても見やすくなるので、ぜひ活用されてみてください。
- データベースを開く
- 見えていてほしい行の見出しの下のセルと、見えていてほしい列の見出しの右のセルを選択する
- 表示タブより『ウィンドウ枠の固定』を開き、ウィンドウ枠の固定を選択する
- 行と列の見出しが固定されて、ほかのセルはスクロールで表示できるようになる
ウィンドウ枠の固定方法は、上記のようにとても簡単です。
ウィンドウ枠の固定は、行と列にそれぞれ固定することもできます。行と列にいっぺんに固定することも可能です。使用しているデータベースに何が必要かを考えて設定してみましょう。
次項より、ウィンドウ枠の固定について解説していくので、読み進めてみてください。
※本記事は『OS:Windows10』画像は『Excelのバージョン:Office365』を使用しています。
目次
ウィンドウ枠の固定をしていないデータは見づらい
名簿のデータベースを使って解説してみましょう。
↑この名簿データベースの行見出しは、『生年月日』の右側にも項目があります。しかし、幅が広いため一番端っこのセルまで見えません。
『ID』の方も、下は『0100』まであります。こちらも、下までは表示できず、見えません。
↑例えば『ID0035』に情報を入力してみましょう。
行の見出しが見えなくなり、何の情報を入力するか分かりません。
↑右側にスライドすると、どこが何行目かも分かりません。
仕事効率が良くなるよう、上記のような名簿データベースに『ウィンドウ枠の固定』をして見やすくなるように設定してみましょう。
ウィンドウ枠を『行と列』に固定する方法
エクセルのデータベースの見出しの『行と列』にウィンドウ枠の固定してみましょう。
↑表示していてほしい行の見出しは、1行目です。
列の見出しは、A列になります。なのでB2セルを選択しましょう。
↑表示タブの『ウィンドウ枠の固定』を開きます。
一番上のウィンドウ枠の固定を選択しましょう。
↑見た目の変化は、ほぼありません。
↑下にスクロールしてみましょう。
見出しが常に表示されたまま、下にスクロールできます。
↑右にスライドしてみましょう。
同じように、常にA列の見出しが表示されたままです。
常に見出しが見えているから、分かりやすいね!

Dr.オフィス
『行と列』にウィンドウ枠の固定をしました。次項では、『行だけ』にウィンドウ枠を固定する方法を解説します。
ウィンドウ枠を『行だけ』に固定する方法
ウィンドウ枠を行だけに固定してみましょう。
何も設定されていない状態の名簿データベースを使用します。
↑1行目の見出しを固定し、常に表示させましょう。
選択するセルはどこでもかまいません。『A1』でも『B2』でも『C3』でもどこでもOKです。
↑表示タブより『ウィンドウ枠の固定』を開きます。
『先頭行の固定』を選択しましょう。
↑下にスクロールしてみましょう。
先頭の行の見出し部分が固定されました。
ウィンドウ枠を『列だけ』に固定する方法
次に『列』だけにウィンドウ枠の固定をしてみましょう。
何も設定されていない状態の名簿データベースを使用します。
↑こちらも選択するセルは、どこでも大丈夫です。
↑表示タブから『ウィンドウ枠の固定』を開き、『先頭列の固定』を選択します。
↑右にスライドさせて、下にスクロールしてみましょう。
IDのナンバーのA列が固定されています。1行目の見出しは固定されていません。
ウィンドウ枠の固定は『行だけ』も『列だけ』もできました。次項では、ウィンドウ枠の固定を『解除』する方法を解説します。
設定したならば、解除もできないと後々困ってしまうので、セットで覚えておくと良いでしょう。
ウィンドウ枠の固定は『解除』も簡単!
ウィンドウ枠の固定は、膨大なデータベースに設定すると大変便利な機能です。
画面上に表示しきれない部分の見出しが固定され、ずっと確認できます。
さて、この便利なウィンドウ枠の固定を解除する方法もとっても簡単です。
↑ウィンドウ枠の固定を設定したデータベースを開きます。
表示タブから『ウィンドウ枠の固定』を選択します。
↑『ウィンドウ枠の固定の解除』を選択しましょう。
↑簡単に『ウィンドウ枠の固定』を解除することができました。
『ウィンドウ枠の固定』は、とっても簡単でとても便利だね!ほかにもデータベースを『テーブル』として設定していた場合、ウィンドウ枠の固定で『先頭行の固定』を設定しなくても見出しが表示されるので、とっても便利だよ!

Dr.オフィス
↑テーブル機能を使っている場合の行の見出しの見え方になります。
右にスライドすると列の見出しは見えなくなりますが、『テーブル』はとても便利な機能です。
テーブルについてはこちら≫エクセル【テーブル】で見やすい色付きデータの表示とテーブル解除の方法を参考にしてみてください。