エクセルでデータベースや資料などを作ったのに『なんだかバランスが悪い』と思ったことはありませんか?
それはデータベースのタイトルや、項目などの全てが『左寄せ』になっているからです。
見栄えをよくするために、今回は【均等割り付け】を解説します。
均等割り付けを使えば、セル内で文字列を均等に並べることができます。
セル内の配置を変えるだけで、表がスッキリして見栄えがよくなりますよ。
◇記事内のエクセル用語◇
均等割り付け | 均等割り付けは、セルの幅に合わせて文字を均等に割り付けることができます。バラバラな文字数の文字列もセルの幅に合わせて、一括で均等に配置できます。 |
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インデント | インデントは「字下げ」のこと。文字の先頭に空白スペースやタブを入れて、文字の開始位置を横にズラすことにより、全体を見やすく、見栄え良くすることです。 |
※本記事は『OS:Windows10』『Excelのバージョン:2016』を使用しています。
目次
エクセルの均等割り付けとは?
【均等割り付け】は、Wordを使われる方にはおなじみの簡単テクニックかもしれませんね。
世間一般の様々な文書を見ていると、均等割り付けはとても使用頻度も高く、そして文書などの見栄えもよく、とても読みやすいです。
もちろん、エクセルでも【均等割り付け】ができます。
均等割り付けとは、文字と文字を均等に割り付けてくれる方法です。
手動でスペースを入れながら、文字間を調整するのは効率的ではありません。
データベースなどの表になると『項目』も増えるので、一括で『均等割り付け』を行いましょう。
さらに、インデント設定をすることで文字の始まりと終わりにスペースを入れることができます。
『見やすいデータ』は、とても重要だよね!見栄えよく効率的に、資料作成をしよう。
Dr.オフィス
均等割り付けを使ってエクセルで作った表を見栄え良くしよう
フルーツ売上表を例に【均等割り付け】を解説していきます。
タイトル行を結合する
まずは、タイトルの『フルーツ売上表』の文字間をバランスよく、見やすくしましょう↑
『フルーツ売上表』の文字を表と同じ幅に均等割り付けします。
均等割り付けを行うセルをドラッグして、範囲選択しましょう。(A1:E1)
【ホームタブ】を表示し、【セルを結合して中央揃え】をクリックします。
タイトル行が結合されました↑
この状態だと見る人によっては、少し文字が詰まっていて窮屈な感じがするかもしれないね!
Dr.オフィス
均等割り付けを設定する
次に【ホームタブ】のフォントから【➘】をクリックします。
すると【セルの書式設定】ダイアログボックスが出てきました。
タブの【配置】を選択し、【横位置】のプルダウンメニューから【均等割り付け(インデント)】を選択して最後に【OK】をクリックします。
タイトルの『フルーツ売上表』の文字がA1~E1の結合されたセル内で【均等割り付け】されました。
文字と文字の間がすべて均等で、横幅もピッタリになったね! でも横に伸びすぎているようにも感じるね!
Dr.オフィス
インデント設定をしてみよう
インデントとは、段落の先頭を右に寄せることです。
【セルの書式設定】から、横位置は【均等割り付け】を選択します。ここまでは、先ほどの解説と同じ作業です。
次に【インデント】を設定します。
今回は【7】に設定し【OK】をクリックします。
文字の前後に7文字分の空白が挿入され、文字を見やすく配置できました↑
インデントの文字数はバランスを見ながら変更してみてね!さらに見栄えが良くなるね!
Dr.オフィス
文字列(項目)の均等割り付け
データベースなどの表には、文字列(項目名)がズラッと並んでいます。
フルーツ売上表の場合、フルーツの種類が品名として入力されています。この品名の文字数はバラバラです。
この文字列も【均等割り付け】してみましょう。
均等割り付けする項目の選択をする
均等割り付けをするセル範囲を選択します。(A3:A9)
【セルの書式設定】ダイアログボックスを出します。
横位置は【均等割り付け】を選択し、【OK】を押します。
項目名が、均等割り付けされました↑
一般的に使用頻度の高い【均等割り付け】をマスターして、スキルアップしよう!
Dr.オフィス
文字列(項目名)の1文字だけインデント
フルーツの品名が均等に割り付けることができましたが、1文字分だけインデントもしてみましょう。
品名を範囲を選択します。(A3:A9)
セルの書式設定ダイアログボックスを出します。
【配置】タブの【インデント】を【1】にし、【OK】をクリックします。
自動的に横位置は【横詰め(インデント)】に変更されます。
品名の左に1文字分のスペースが入りました。完成です。
エクセルには表を見やすくきれいに作成するのに便利な機能がたくさんあります。
本記事の【均等割り付け】や【インデント】などの機能以外にも、フォントのサイズや種類を変更することも、見やすい表の作成につながります。
まとめ
このようにエクセルの『均等割り付け』は、Wordと同じように、文字と文字の間を均等にしてくれます。
データベースなどの表は、会社であれば多くの人が見る共有データかもしれません。
もしくは、お客様にお見せする資料かもしれません。
どんな時にも見栄え良く、なおかつ見やすいデータを作成できるスキルは、とても重要ですね。
便利な機能も使い、効率よく仕事を進め、良いデータ作成を目指しましょう。